十三西口駅からスグ、十三駅前西商店街(波平通り)内にある居酒屋、富五郎に突撃してきました。1932年創業、87年続いている老舗居酒屋です。店構えも古き良き時代を感じさせる佇まいで、十三らしい居酒屋だと思います。
店内は長いカウンターと、その奥にテーブル席という構成となっており、割と大人数でも対応できそうな広さがあり、メニューをはじめ、色々なPOPやフライヤーなんかが貼られており、情報量が多い感じでした。
このお店、老舗感のある大衆居酒屋なのですが、他の店ではあまり見かけない特殊なシステムがあります。いわゆる「キャッシュオンデリバリー方式」を採用しており、簡単にいうと全ての注文商品がその都度商品が来たタイミングで現金の支払いを行うルールとなっています。1つ1つを明朗会計で清算しましょうねというシステムで、これだけ聞くと若干面倒さを感じてしまうかもしれませんが、実際には目の前に設置されたお金の支払い用のケースに幾らか事前にお金を置いておくと、注文した商品が届く毎にお店の方がそこからお金を差っ引いてくれるので、それ自体がちょっとエンタメ要素も感じて面白い部分でもあります。又、予め今日のそのお店で使う予算を決めてお金を置いておけば、飲みすぎる事を防止できる等の便利な使い方もできるんじゃないかと思います。
お店の方に、おススメはなんでしょうか?と確認した所、今日は鳥皮ギョーザとの事だったので、鳥皮ギョーザと、後は湯とうふと紅しょうが天なんかを注文しました。
鳥皮餃子はその名の通り、鳥皮で餃子の餡を包んであげた一品。こんなのまずくなる要素ないですね。というか、餃子の皮を鳥皮に変える発想って凄いなぁと感心します。脱線しますが、鳥皮以外の…例えばソーセージみたいに豚の腸に餃子の餡を詰めるとかってどうなんでしょうか。鳥皮がこれだけ美味しいならなんでもいけそうな気もしましたが、実際そんな風にやっている料理が存在していない様なので、臭いだとか技術的に手間だとか色々できない理由があるのかもしれません。
この湯とうふ。一緒に飲んでいた友人曰く「ベビースターラーメンの味がする」と言っていたのですが、まさしくそれです。天かすの効果なのか、凄くベビースターラーメンの味がして美味しいです。他の店ではなかなか同じ味は出せないんじゃないかと感じました。
紅しょうが天って関東ではあんまりないらしいですが、関西ではかなりの居酒屋で置いてるんじゃないでしょうか。ついつい頼んでしまう一品です。塩でもソースでも天つゆでも、どういう食べ方をしても美味しい逸材なんじゃないかと思います。
お店の外の暖簾にも描かれていましたが、ビールのコップにも同じ、謎のドラえもんの様な顔?が描かれています。飲んでた時にはコレが一体なんだったのか、子供がいてその子供にイラストでも描かせたものをお店のロゴにでも使われているのかな?程度に考えていたんです。調べてみてびっくり、どうやらこのお店の経営者である堀口さんという方が、数々の賞を受賞する位の世界的に有名な画家だそうです。なので、このキャッチーなアイコンマークは、おそらくその堀口さんが描かれた絵が、お店のシンボル?として利用されているのではないかと。(お店に聞いた訳ではないので真相はわかりません。)
キャッシュオンデリバリーで、明朗会計、カウンターも長いのでお一人様でも気軽に入れるお店かと思われます。お値段も良心的でメニューも豊富なので、興味をもたれた方は是非一度行ってみてはいかがでしょうか。
店舗名 | 富五郎 |
住所 | 大阪府大阪市淀川区十三本町1丁目1-13 |
営業時間 | 17:00〜23:00(L.O.22:30) |
定休日 | 日曜日 |
TEL | 06-6305-0356 |
ほなまた。
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