3月末で経営母体が阪急からフラット・フィールド・オペレーションズという企業へ変わり、「阪急そば」という屋号が取り外されるニュースがTwitterなんかでもかなり話題になってた阪急の名店「阪急そば若菜」。僕もこのニュースが流れたときに、十三関連という事もあったので記事化して取り扱いました↓
阪急そばという屋号が無くなるのは寂しいという多くの意見や、昔はよく利用していましたというお店を懐かしむ声、もしかしたらあの名物、ポテそばもメニューから無くなるのでは?なんて声もあり、いかにこのお店が阪急沿線の方々から愛されていたのかがよくわかります。
という訳で、食べ納め…という訳じゃないんですが、屋号が変わらないうちに1度は食べておこうという事で行ってきました。「阪急そば若菜 十三店」
十三駅前の若菜そばは閉店前に一度言った事がありますが、ここはカウンターへの注文方式じゃなくて、席に座ると注文を取りに来てくれるオーソドックスなスタイル。同じ系列でもお店によって注文のシステムなんかが違うと、少しとまどってしまいますね。
ちなみに名物のポテそばは、店外に掲げられていた写真やメニュー表にはなくて、あれ?本当にあるのかよ?と疑心暗鬼でとりあえず店内に入ってみましたが、店内のメニューにはちゃんと書かれてありました。店内のメニューにしか記載していないのは何か理由があるんでしょうか?謎です。少し迷ったふりして、ポテそばを注文。5分も立たないうちに運ばれてきました。さすが駅構内のおそば屋さん。この提供スピードは尋常じゃないです(褒め言葉)
揚げたてのポテトフライを別皿にして提供してくれるので、そのままお蕎麦とポテトで楽しむ事もできますし、自分の投入したいタイミングで、投入したい量を調整できるという親切設計。こういう細やかな部分は何気ない気遣いでポイント高いと思います。
そばは駅構内のリーズナブルなお蕎麦屋さんなので、良くも悪くもジャンクなのですが、出汁は関西のしっかりした風味で、そのままでも充分に美味しいおそばを堪能できます。ちなみにそばは追加料金で十割そばにもできるので、こだわって美味しいものを食べたい人の需要にもしっかり答えてくれるみたいです。
途中でポテトを投入すると、まあ想像通りというか。基本はイモの天ぷらを乗っけている感覚なので、合わない筈がないんです。若干変わってるといえば、ポテトなだけに、ポテト自体にも塩味が付いているので、塩っ気のある天ぷらと一緒にお蕎麦をすするという出汁の甘さ+塩の甘じょっぱさというか、そういう風味を楽しむ事が出来る感じでした。
出汁に乗せたポテトは、時間の経過につれてそばつゆに溶け込み、揚げ油が絡んでいくのでつゆの風味が変化すると共に、ポテトがシナシナになるので、つゆの染みた柔らかいイモのかき揚げを食べる様な間隔にフェーズが移行します。これはこれで美味しい。
後はもともとそばのつゆがアツアツで出てくるのに加え、揚げたてのポテトのコンビなので、普通のそばではなかなか見られない高温を維持したまま堪能できるので、寒い時期にはとてもあったまるメニューなのかもしれません。
難点を強いてあげるといえば、僕はもう歳なので、このポテトの量が厳しい。普通にマクドのMサイズ分位のボリュームのポテトがあるので、普段からマクドでもこの量のポテトを食べる事のない人にとってはとてもボリュームのあるおそばなのです。若い人ならペロリ。お年寄りだとなかなかではないかと。
こんなに堪能できて350円、凄いコスパです。おそらく4月以降も販売される事とは思いますが
今の阪急そばで食べ納めておこうと思われた方は是非足を運んでみては如何でしょうか。
店名 | 阪急そば若菜 十三店 |
住所 | 大阪府大阪市淀川区十三東2丁目12-1 阪急十三駅構内 |
営業時間 | 7:00~22:00(オーダーストップ 21:30) |
定休日 | 無 |
TEL | 06-6309-5818 |
尚、おまけ情報なのですが、以前十三駅の東口改札外にあった阪急そば若菜店に、謎の足場が
組まれています。(2019年3月25日現在) 単なる撤去工事の可能性もありますが、このタイミング
での足場組みなので、もしかすると十三駅前店が「若菜」として復活のワンチャンあるのでは?と期待しています。
こちらのほうも動きがあればお知らせしていきます、要注目です!
ほなまた。
コメント