十三駅東口、十三駅前商店街の外れにあるラーメン屋さん「楽園」さん。営業時間がかなり不定期で、きまぐれなお店です。営業時間が不定期なのに加え、なんとなく入りにくい雰囲気を醸し出している(なんででしょう?)お店だったので、なかなか突撃する機会がなかったのですが、食べログの評価も高く(食べログ信者)、ラーメン好きな僕としては、食べない訳にはいきません…という事でやっとのこさ突撃する機会があったので、今回はそのレポート記事になります!
牛かすラーメンという名称からも、「牛のあぶらかす」を使ったラーメンであることがわかるのですが、そもそもこの”あぶらかす”って何?と思う方も多いのではないかと思うので、ここ数年でかなりメジャーにはなってきつつはあるのですが、簡単に説明します。
あぶらかすとは?
歴史までさかのぼるとなかなかコアで闇深い食材な様ですが、端的にいうと大腸や小腸をじっくりと時間をかけて揚げた後に、余分な油分を抜いて肉の旨味を凝縮させた保存食です。大阪の南河内地方で昔から食されてきた郷土料理で、ここ最近のかすうどんブームに乗っかり一気に有名になった感じがある食材なのではないかと思われます。ブームに押されて、今は結構いいお値段するので、本来のコスパとお手軽さが薄れてきている感じがあります。
うどんによく使われる事からもわかるとおり、要はいい出汁が出るんです。元々はホルモンですから。ホルモン+油なんて、美味しい要素しかないです。そんなあぶらかすを使ったラーメンなので、美味しくない訳がないんです。
店内はラーメン屋っぽくはない感じで、広くはなく…8人位で満席になっちゃう感じなのではないかと思います。なんかタピオカだとか牛乳だとかの段ボールが雑多に置かれているので、店の表の張り紙にも書いてある通り、イベント出展なんかもわりとしているみたいです…多分タピオカ屋かなにかで(推測)
楽園さんのメニューは、ベースとなる牛かすラーメンを軸に、後はトッピングで色々あるのですが、特出すべき点は、トッピングでグリーンカレーという一風変わったものがある事。おそらく研究に研究を重ねて、このラーメンにはグリーンカレーの風味がマッチするという結論に至ってのメニュー化なのだと思われます。
今回は初来店だったので、一番デフォルトの牛かすラーメン+煮タマゴで注文です。10分程度待ち、ラーメンが到着。
塩ベース+あぶらかすたっぷりで構成されたラーメン。チャーシューの代わりに牛タンが乗せられています。牛タンは肉厚でこそありませんが、スープのベースはおそらく鶏ガラ。麺は好みが分かれると思いますがスープがしっかり絡まるちぢれたまご麺でヌードルに近い感じかも。見た目あっさりしてそうなラーメンなのですが、思っているよりもしっかりした味付けです。あぶらかすが良い仕事をしていて、ベースのスープにしっかり甘味が合わさっている感じで美味しいです。煮卵の味付けは相当濃く仕上げてあり、ラーメンのアクセントに一役買っています。
特出すべきはやっぱりスープであり、コク深くてあっさり、それでいて甘さも感じる風味は他ではない唯一無二な感じの特徴あるスープに仕上がっています。ガッツリパワー系という訳ではないので、夜飲んだ後の〆としてかなり需要のある感じのラーメンだと思うのですが、夜の営業自体が結構まれなのでそこにターゲットを置いている訳でもなさそうです。
ガッツリ食べたい!という人はラーメン単品だと物足りないと思うので、これにご飯とかのセットを付けてパワーアップする事をお勧めします!
店舗名 | 楽園 |
住所 | 大阪府大阪市淀川区十三東2-6-8 |
営業時間 | ランチタイム 11:00~14:00 ディナータイム 18:00~23:00 |
定休日 | 不定休 |
TEL | 06-6305-7305 |
尚、お1人でお店をまわされているので、混雑時は少し待つかもしれません。
時間に余裕のある時にいくのがオススメです!ほなまた!
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