十三の西口交差点に面した所に立地する年季のあるカレー屋、印度屋さん。その店名どおり、
インドカレーに主体をおいた、京橋、森之宮にも店舗を構える老舗のカレー専門店です。本場インドから直輸入した25種類のスパイスを熟成させたうえで作るカレーは、関西を中心にファンも多く、確かにランチの時間なんかには、お客さんでにぎわっているイメージが強いお店です。
店内は縦長のカウンター席でなかなかに年期が感じられて素敵です。メニューは多彩で、注文システムとしてはCOCO壱と同じ感じでベースのカレーがあって、それに好きなトッピングを追加でのせていけるスタイル。面倒な方用に、一通りの定番パターンもメニュー化されているので、迷った時にはそこから注文すれば特に問題はない感じです。
今回選んだのは銀すじカレー。普段初めて来たお店ではその店の定番や名物をなるべく注文するようにしているんですが、こういうお店であればベースのカレーは同じなので、普通に食べたかったものを頼んでみました。何が名物なのかわからなかったという理由もあります。
店内かなり空いていたので、5分程して間もなく到着。レイアウト的に厨房が丸見えなので、注文したカレーに使われるであろう具材のすじ肉が目の前でレンジに入れられて温められる様は見ようによってはシュールだなぁと思います…でもこういうのは潔くて嫌いじゃないです。以前、すごく店主がこだわりを持って営業されている某うどん屋(このお店もオープンキッチン形式)で、”こんなに普通のうどんが美味しいんだから、カレーうどんもめちゃくちゃ美味しいに違いない!”と考えてカレーうどんを頼んだら、目の前でカレーのレトルトパウチを出してきて、レンジに入れて…という光景を見たときに、”うどんはこんなにこだわりあるのにカレーはそうなのか…”と思ったのをふと思い出しました。
話を戻します。印度屋さんで出てきたカレーはド定番、キングオブ・カレー。何も奇抜なことはせず、みんなが食べたいであろうどストライクのカレーを狙って球を放りこんできてます。スパイスがしっかり感じられて、辛みも一般的な大人が丁度良い辛さを攻めてきている感じ。(故にお子様には少し辛すぎるかも。)少し食べ終わるころに丁度辛さで身体がじっとり汗ばむ位の良い刺激。辛さ自体はCOCO壱と同じ様に無料で調節できるので、もっと辛いのが良い!って人にも対応できているかと思われます。ルーは粘度が低く、とろみ自体を効かせていない部類にはいりますが、スパイシー&旨味はガッツリ聞かせたルーになっています。提供されたカレーの上には、ライスペーパーか薄いナン生地?みたいなのをパリパリにしたやつが乗っかっているんですが、これが割と塩味が効いていて、カレーのアクセントになっていました。また、カレーにコンソメスープが付いてくるんですが、このコンソメスープもカレーと一緒に飲みすすめると、なんだかカレーの辛さを引き立てる役目を果たしている気になります。カレー食べる→コンソメスープ飲む→でもスープは冷たい訳じゃないから、スープの熱さが更に口の中の辛さを刺激する…みたいな謎ループに陥るものの、これはこれで悪くないです。そしてカウンターに設置された、昔ながらの福神漬け…着色料で真っ赤に仕上げました!みたいな潔い福神漬け…そして何故かしば漬けも。福神漬けに関しては、この手のカレーにはピッタリなので、沢山投入してカレーと一緒に堪能することをお勧めします!
とにかく直球勝負なので、奇抜さだとか変わったカレーとかじゃなくて良い人にとっては、凄くジャスティスなカレーなんじゃないかと思います。”カレーたるもの、こういうのでいいんだよ!”みたいなジャンルです。このニュアンスが伝わるかどうかわかんないですけども…。
十三でカレーが食べたくなった時の参考にしていただければと思います!
店舗名 | カレーライスの印度屋 十三店 |
住所 | 大阪府大阪市淀川区十三本町2-1-2 |
営業時間 | 11:00~22:00 |
定休日 | 月・金 |
TEL | 06-6308-7808 |
ほなまた。
コメント