壁画アートプロジェクト「淀壁2021」のウォールアート作品が全て完成！

淀川区エリアの社会・町中そのものを表現の場として壁画のある街にしたいとの思いから発足されたアートプロジェクト「淀壁（よどかべ）」。淀川区内5箇所のエリアを舞台にウォールアートの制作が計画され、壁画作成が進められていましたが、2021年10月中旬、遂に全てのウォールアート制作が完成したそうです。「淀壁」プロジェクトに関しては、前回詳しく紹介させて頂いているので、そちらも合わせてご覧頂ければ幸いです↓

という訳で、完成の一報を聞きつけ、僕も愛車の十三エクスプレス号（チャリ）に乗って、新たに設置された5箇所のウォールアートを観に行ってきました！今回は各エリアに完成した各作品を簡単に紹介していきたいと思います。

BAKIBAKI（ナイチンゲール）

こちらは「淀壁」プロジェクトの前身である「淀川ウォールアートプロジェクト」が発足された際に淀川区十三を代表するアーティスト「BAKIBAKI」さんによって描かれたウォールアート。コロナ禍における医療従事者の方々へのメッセージをこめたアート作品となっています。

borutanext5

おもちエイリアンの作者として人気の「borutanext5」さんによるアートウォール作品。ポップでカラフルなデザインとデフォルメされた世界観でまとめ上げられているので、万人が可愛いと感じる作品に仕上がっているのではないでしょうか。

LANP

地元淀川区在住アーティスト「LANP」さんによるウォールアート作品。美しいグラデーションの風景画になっています。色の塗り分けグラデーションがとても繊細なので、その日のお天気によっても見え方が変わるのかもしれませんね！

NAZE

独自の突き抜けた世界観で魅了される方も多い「NAZE」さんの作品です。我が道を行くじゃないですが、独自のセンスが溢れんばかりに爆発しているウォールアート作品に仕上がっているのではないかと思います。感性の塊ですね、表現力に圧倒されます。

カツマタヒデユキ

日本を代表するロウブロウアーティスト「カツマタヒデユキ」さんのウォールアート作品です。日本らしさをふんだんに取り入れつつ、横長のキャンバスを上手に利用し、とても迫力のあるポージングで納めた構図にセンスの良さが光りますし、随所に散りばめられた遊びも素敵です。

DOPPEL

今年結成20年の節目にあたる「BAKIBAKI」さんと「MON」さんによるアーティストユニット「DOPPEL」によるウォールアート作品です。あの岡本太郎氏が描かれており、芸術もデザインもセンスも何もかも爆発している感じで素晴らしいウォールアートになっているのではないかと思います。新御堂筋や大阪メトロの車窓からも確認できる、今回の「淀壁」プロジェクトを代表する1枚に仕上がっているのではないでしょうか。

以上、「淀壁」プロジェクトの前身である 「淀川ウォールアートプロジェクト」 の作品1点と、今回の「淀壁」で新たに描き起こされた新作5点の紹介をさせていただきました。淀川区の広範囲エリアで制作公開されている為、全てを徒歩で確認…となると出来なくはないのですが、足腰が強い人でないと厳しいのではないかと思います。お天気の良い日なんかに、ウォールアート作品の観覧をするべく、周遊してみようかな？と思っていただけた方に対しては、個人的には自転車での周遊を推奨いたします。（車による移動は、場所によっては停めにくい場所がいくつか存在する為オススメできません。尚、観覧に際して何かあった場合でも十三エクスプレスでは一切責任を負う事ができませんのでご了承をお願い致します。）

尚、この「淀壁」プロジェクト、メディアの注目度も高く、既に10月25日の毎日新聞で取り扱われたり、10月28日朝の番組「おはよう朝日です」で紹介されたりもしており、こういった媒体をきっかけに「淀壁」の認知度アップは勿論、淀川区エリアがアート色の強い街へ変化していっているという事が少しずつ広まっていくのではないかと思います。この先どんな形で化学変化が起こっていくのか、十三周辺にお住まいの方も要注目ではないでしょうか。

このアートプロジェクト「淀壁」は、一過性のイベントにはせずに継続して制作を行う事を予定されているので、今回新たに追加された5つのウォールアートを基点とし、今後も淀川エリアの色々なスポットにアート作品が誕生していくアクションが発信されていくのではないかと思います。淀川エリアの新しい文化として根付いていき、日本ならではのウォールアートが世界にも注目されていく事を期待したいですね。

ほなまた！