フレンドリー商店街にある、ラーメン東大十三店に突撃してきました。ラーメン界の東大を目指している徳島ラーメンのチェーンです。京都駅の京都拉麺小路にもお店が入ってたりもするので、何度か食べたことはあるんですが、十三店には行ったことありませんでした。
徳島ラーメンってなに?という人に簡単に解説しておくと、細かい定義はあるみたいですけれども、 一般的な認識での徳島ラーメンといえば、豚骨醤油ベースの中細麺、トッピングには豚のバラ肉を使ってる、 生卵を乗せる、スープは甘辛いものが多い…という感じのラーメンの認識があれば十分ではないかと。 お店によってはすき焼きに似た方向性を感じさせるラーメンだったりするので、好き嫌いがわかれるラーメンなのかもしれないですが、僕はかなり好きなジャンルです。
店内は入店すると、まず食券を買ってから着席するシステム。最近はラーメン屋といえば本当にこのシステムが多いですが、コミュ症の僕にとっては便利な販売方法かと思います。ラーメン単品で良いかと思っていましたが、食券販売機のディスプレイに 真っ黒いチャーハンが。こんな色のチャーハン見たら食べない訳にはいかないやないか!と思い立ち、+チャーハン(390円位)セットを追加することに。
食券を渡す際に、ラーメンにニンニクを入れるかどうかを聞かれたので、せっかくなので入れてもらう事に。お店も空いていたので、5分位でラーメンもチャーハンも到着。いざ実食!
まずは徳島ラーメンから。久しぶりに食べました。麺は細麺。前半は小麦粉の味が割としっかりあるけれど、 時間が経つと共にスープをしっかり吸い上げていくので、前半と後半で違う味わいで食べられる気がします。 スープは、昔の記憶だともっと甘辛いイメージがあったのだけれど、スープが変わったのか思い出との相違なのか。東大はセントラルキッチンスタイルでスープを徹底管理して味のバラツキを防いでおり、お店による違いはあんまりなさそうなもんなので、おそらくは僕の過去の記憶が勘違いなのだろうと思います…が、実際のところはわかりませぬ。そんな思い出のイメージとは違っていましたが、豚骨スープの風味と醤油の強さが色濃くなり、甘さが控えめになった感じで、これはこれで悪くないんじゃないかと。
チャーハンは、この表現は誤解を招くかもですが、“ギトギトしっとり”系チャーハン。いや、褒めてるんですよ?ある意味最高の誉め言葉。こういうチャーハンもあってよいと思います。パラパラを求めている人には 完全逆行ベクトルチャーハンなので、受けが悪いかもですが、なかなかこのギトギトしっとりを醸し出してるチャーハンは見かけないと思います。チャーハンと呼ぶからダメなのかもしれない。色は思ったより黒くなかったので、 新福菜館くらい黒くてよいんじゃないかと。こういうチャーハンは黒くあるべきなのです、良い意味でジャンクで悪者っぽいんだもの。ヴィランです。
で、徳島ラーメンならでわの生卵を途中で投入する訳です。ラーメンの上にえいやっと。卵はいくつでも無料なのですが、まあ1つで普通は十分かと思います。ラーメンonザたまご。これでこそ徳島ラーメン。ちなみに白ごはんを頼むとこの無料卵で卵かけご飯を作れたりもします。
で、卵をのせて、ラーメンにかき混ぜ混ぜで二回戦。驚きました、このラーメン、卵入れると味が激変します。さっき”昔の記憶だともっと甘辛いイメージだったのに、甘さが控えめになった”みたいな事を言ってたのに、卵によってしっかりした甘辛さが生まれます。記憶に残ってた東大の味はこの味だったのねという事実を再確認しました…というかこの東大ラーメンはれっきとした徳島ラーメンなので当たり前なのですが、卵を入れて食べられる事を前提として味付けも考えられているわけなので、生卵が苦手とかでない限り最初から卵を入れるべきなんだろうと思いました。
甘辛く味付けされた豚バラ肉のボリュームが昔と比べて残念になった気がするだとか、やや気になる点もありましたが、そもそもいまのご時世このクオリティのラーメンを540円(2019年4月現在)で提供できるお店の企業努力に 感服いたします。安いは正義!美味しいは正義!
という訳でお手軽に徳島ラーメンが食べられる東大十三店、 価格もかなりリーズナブルで提供されていると思われるので ラーメン食べたくなったときの一候補にしてみてはいかがでしょうか!
店舗名 | 東大 十三店 |
住所 | 大阪府大阪市淀川区十三本町1-10-3 |
営業時間 | 11:00~24:00 |
定休日 | 無し |
TEL | 06-6838-4898 |
ほなまた。
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