阪急十三駅といえば、沢山の飲食店や商店街、風俗や水商売なんかのお店もたくさんある素敵なにぎわいのある街ですが、梅田や難波とはまた違い、昭和レトロな雰囲気を残し続ける街並みやお店も未だ多くあるエリアだったりします。十三本町1丁目、十三フレンドリー商店街の道を少しだけ逸れた所にある「定食とおかずの店 まつ栄」さんもそんな昭和レトロ感溢れる古き良き老舗定食屋さんで、知る人ぞ知る人気の名店なんです。
今回はそんな「定食とおかずの店 まつ栄」さんのランチレポートをお送りしますよ!
店内に入って広がる光景はまさに昭和レトロ。黒板に書かれた本日の日替わりメニューや単品料理に年期を感じるテーブル、店内上部に設置されたテレビ等、古き良き昭和の時代の「ザ・定食屋」がココにあります。4人掛けのテーブルが6セット、お一人様で入店しても4人掛けしかないので、必然的に4人掛けテーブルに座る事に。この日はお昼のピークを過ぎての訪問だったので店内は比較的空いていましたが、混みあっている場合はもしかすると4人掛けテーブルなので相席なんかもあるかもしれません。でもそれもきっと昭和レトロな「ザ・定食屋」なんでそれも風情で楽しんじゃえば問題ないかと思います。
メニューは黒板に書かれた日替わり各種だけではなく、レギュラーメニューもあります。レギュラーメニューのほうは各テーブルに立てかけられています。定番のカレーライスは勿論、各種どんぶり、オムライス、焼き飯、そば、うどん等々、和の食べ物はかなりのラインナップで用意されていますよ!
上級者は単品の「めし」と「味噌汁」、そして黒板に書かれた一品料理なんかでオリジナル定食をカスタマイズしたりもするそうですが、僕は初見だったので、おそらくこのお店で一番人気ではないかと思われる「定食」を注文。「定食」には普通の「定食(630円)」と「上定食(850円)」がありますが、どちらも内容が日替わりなのでその日の気分と懐具合で決めれば問題ないかと思います。
この日注文した「定食」の内容は、鯖の塩焼き、マカロニサラダ、味噌汁、ごはんの構成で、もうまさに「ザ・定食」な感じだったのでこれに決めました。お店に入って、着席して待っていると、お店の奥からご主人に「何しましょ?」みたいな声をかけられたので、「定食!」と伝えた…つもりだったのですが、御主人の反応がない。反応はないながらも、色々バタバタと調理に忙しそうなご主人。あれ?注文通った?通ってない?どっち?え?もっかい声かける?
悶々として5分弱位待っていると、注文した通りの「定食」が僕のテーブルに無事運ばれてきました。「なんだ、注文通ってたんじゃん!」と一安心でした。これで注文通ってなければ、料理注文してないのに何故かスマホを延々弄り続けてる謎の客になるところだったわけですから…。
肝心の「定食」ですが…とても美味しいです。ご飯の炊き方が絶妙で、ふわふわふんわりに炊き上げたご飯に脂乗りの良い焼きサバ、見事にマッチしていました。白味噌仕立て?のお味噌汁もとてもやさしい味です。マカロニサラダは…まあ特出すべき点はないのでアレなんですが、貴方の想像通りのマカロニです(^^)全体的に塩気がやや高めなのはご愛敬。こういった「ザ・定食屋」に足を運ぶターゲットに合わせて、塩分量は少し多めに味付けされているのかもしれないな、という想像がたちます。
なによりもこの古き良き時代の空気感を感じながら、美味しいご飯を楽しめる雰囲気が素晴らしいお店ではないかと思います。この感じ、無くなってほしくないなぁと昭和に生まれた世代の方であれば誰もがきっとそう感じてくれるお店である事は間違いありません。
今は緊急事態宣言中という事もあり、お酒の提供はしていませんが、ちょっとした一品とビールを楽しむという使い方でも非常にリーズナブルに利用できそうなので、いつかコロナの感染拡大が落ち着きを取り戻し、お酒の提供も解禁された際には、一度この「まつ栄」さんでも一杯ひっかけてみたいなと思うのでありました。(でも基本は定食のお店です、はい。)
という訳で、今回のレポートで興味を持って頂けた方は、十三周辺でも希少な昭和レトロを感じながら美味しいご飯が食べられる定食屋さん「定食とおかずの店 まつ栄」を是非利用してみてくださいね!
店舗名
まつ栄
住所
〒532-0024
大阪府大阪市淀川区十三本町1丁目11-18【MAP】
営業時間
11:30~13:00、17:00~19:30
定休日
日曜日
TEL
06-6301-6419
ほなまた!
コメント
前を通るたびに気になっていたお店でした。レポありがとうございます!
メニューの書き方、「焼き」ではなく「ヤキ」で統一されてるのがいいですねぇ。