2022年4月19日に大阪府が実施した検査により、淀川下流部で採取した天然のシジミから国で定める基準値を超える麻痺性貝毒が検出されたそうです。規制値を超える麻痺性貝毒を蓄積した貝を食べると、中毒症状を生じる恐れがありますので、安全性が確認されるまでの間、淀川に生息しているシジミを採取して、食べる事は避ける様に勧告が行われています。
淀川に生息するシジミの貝毒検査結果
2022年4月19日(火) 麻痺性貝毒 16MU/g
ちなみに麻痺性貝毒の規制値は4MU/gとの事なので、規制値の4倍の値が検出されていますね(致死量は体重60kgの方で3000~20000MUとの事ですが、注意が必要との事)。
大阪市 淀川に生息するシジミから規制値を超える麻痺性貝毒が検出された件について
https://www.city.osaka.lg.jp/kenko/page/0000214703.html
淀川産「べっこうシジミ」
え?淀川でシジミなんて採れるの?と思ったそこの貴方。過去には探偵ナイトスクープ等でも取り扱われる事がある位に採れるんです。「淀川産べっこうシジミ(鼈甲シジミ)」というブランドがついたヤマトシジミで、海水と淡水が混じり合う淀川の汽水域で漁獲されることから濃厚な出汁が出るとともに、砂地に生息しているため、殻がきれいな鼈甲色をしているのが特徴です。
尚、長柄大堰より下流域でよく採れるみたいなので、十三エリアの河川敷でも探せば採れちゃうと思います(実際に自分で探しに行ったことはないんですが…)。尚、淀川には漁業権の設定はないので、個人で採取する分には問題もないそうです。
大阪の内水面漁業
https://www.pref.osaka.lg.jp/suisan/naisuimenn/n-gyogyou.html
という訳で、知ってる人は割とシジミ狩り⇒夕食の一品に…的な事をされているご家庭なんかもあったかもですが、基準値を下回り、安全性が確認できるまでは控える様にしましょう(^^)
ほなまた!
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