[淀壁2025]淀川区に新たな6つのウォールアートが誕生！

淀川区エリアの町中を表現の場として壁画のある街にしたいとの思いから発足されたアートプロジェクト「淀壁（よどかべ）」。2025年度の活動プロジェクトとして、2025年10月5日(土)～13日(月)の期間にて、新たに6箇所のエリアを舞台にウォールアートの制作が行われました！

淀壁とは？
淀川区在住のアーティスト「BAKIBAKI」さんと、壁画制作会社「WALLSHARE」さんが運営する非営利プロジェクト。コロナ渦中にあった2021年3月に”医療従事者への敬意”をテーマを掲げたフローレンス・ナイチンゲールの肖像壁画を「BAKIBAKI」さんが制作、同年、十三を中心とした淀川エリアに国内外のアーティストと恒久的に残る壁画制作を継続するプロジェクト「淀壁」を発足。公的資金を用いず、クラウドファンディングと地域企業協賛によって2024年末までに25箇所の壁画を完成させています。

今回は新たに仲間入りした2025年10月に制作された「淀壁」作品を紹介していきます！

Attack tha Moon /Kyoto, JAPAN 🇯🇵
Dwymabim /Bali, INDONESIA 🇮🇩
Taquen /Madrid, SPAIN 🇪🇸
Vero Rivera /PUERTO-RICO 🇵🇷
Darbotz /Jakarta, INDONESIA 🇮🇩
PRODUCTION PIECE /from Osaka, JAPAN 🇯🇵
まとめ

Attack tha Moon /Kyoto, JAPAN 🇯🇵

Instagram tsukizeme

京都の二人組ペインター”ATTACK THA MOON”による作品。竜宮城をイメージしたおめでたい壁画が描かれています。浮世絵に着想を得たTAKUJIによるグラフィカルな魚たちと、没入感のあるグラデーションが美しい中LAによる「十三食堂」を表現したタイポグラフィになっています。

Dwymabim /Bali, INDONESIA 🇮🇩

Instagram @dwymabim

インドネシアのバリ島で”TANGI STREET ART FES”を主催している”DWYMABIM”さんは、淀壁とのトレード企画で十三にウォールアートを描きにこられたのだとか。ポップな色彩感覚でDwymabimさんのシグネイチャーである女性が狐面や簪を携え、バリと日本のカルチャーの融合を表現されています。

Taquen /Madrid, SPAIN 🇪🇸

Instagram @taquen

スペインのマドリードを拠点とする”TAQUEN’さんは、繊細なタッチで、大阪府の鳥である百舌鳥(モズ)を描かれています。全体的に淡い色彩で構成されており、良い意味で主張しないながらも躍動感あふれる表現で描かれた繊細な百舌鳥は、街の雰囲気にも溶け込んでいるアート作品になっています。

Vero Rivera /PUERTO-RICO 🇵🇷

Instagram @veroverorivera

プエルトリコの”VERO RIVERA”さんは、彼女の原風景である植物をシンメトリーに描くアーティストです。幼少期に日本の文化に触れていた事もあり、下町の景観ともマッチした睡蓮(スイレン)をテーマにした作品が完成しています。

Darbotz /Jakarta, INDONESIA 🇮🇩

Instagram @darbotz

ジャカルタを拠点に活動するインドネシアのグラフィティアートの第一人者である”DARBOTZ”さん。このエリアには「淀壁」を中心に、アートな看板が密集しているスポットなのですが、他の作品に引けを取らないカラフルでビビッドな作品を完成させています。

PRODUCTION PIECE /from Osaka, JAPAN 🇯🇵

Instagram cosaoner_nbs
Instagram tdkichi
Instagram msy_art_mobile
Instagram onevery
Instagram _wa2_
Instagram zenone_nbs
Instagram darbotz

大阪の重鎮グラフィティライター6名による合作壁画になります。淀壁としても国内シーンを越境した壁画として記念碑的な作品となるそうです。ここは常に車が停車している事が多いので、全体を撮れるチャンスが非常にレアですが、それも含めてウォールアートの良さなのだと思います！6名のアーティストによるグラフティは圧巻です！

まとめ

以上が今回の「淀壁2025」で新たに描き起こされた新作ウォールアート6点になります。淀壁2025年の作品は、阪急十三駅周辺エリアを中心に制作されているので、徒歩でも十分に見て回れる様になっています。

今回新たに登場した淀壁6作品により、これまでに淀川区で制作された「淀壁」は全部で31個となります。2025年迄の目標としていた30個の目標を突破し、「淀壁第一章」としては1つの区切りを迎えられています。「第一章」と銘打っていますので、また次の目標を設定し、新たな「淀壁」のアート活動が始まる事を期待せずにはいられないですね！