大阪市はもと淀川区役所跡地等活用事業に関する開発事業者予定者募集を実施していましたが、令和2年6月3日(水)にその事業予定者が決定、その事業概要も合わせて発表となりました。物凄く簡潔にまとめると、様々な複合施設を兼ねそろえた地上40階建てのランドマークタワーマンションが十三駅近くに建設されます。現在のスケジュールでも2025年に施設完成の想定なので、先の長い話ではありますが、規模としては相当に大きな計画ですので、十三の街が大きく発展する事が予想されます。(※新型コロナの感染拡大に伴う影響により、工期が1年順延、現在は2026年に完成予定となりました)。
淀川区役所のHPでは、詳細な資料が開示されていますが、十三エクスプレスではこの資料をベースになるべくわかりやすくピンポイントで注目したいポイントだけを紹介していきたいと思います。
事業予定者
阪急阪神不動産株式会社(代表事業者)
髙松建設株式会社(共有事業者)
十三のライフラインともいえる阪急電鉄の阪急グループの「阪急阪神不動産」さんと、十三に本社を構える大手建設会社「高松建設」さんのタッグマッチによる事業計画となっていますので、この時点でこの計画の壮大さが伝わってくるのではないかと思います。
所在地(地番)及び地積
・大阪市淀川区十三東1丁目21番3
(もと淀川区役所跡地)4870.61平方メートル
・大阪市淀川区十三東1丁目21番5
(もと水道局十三サービスステーション用地)171.45平方メートル
・大阪市淀川区十三東1丁目45番2
(市営自転車駐車場) 376.67平方メートル
3筆合計 5418.73平方メートル
実際にどの辺りが今回の事業で開発されるエリアになるのでしょうか?旧淀川区役所跡地と聞いてもピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんのでビジュアルも交えて紹介したいと思います。赤塗りのエリアが今回の事業対象エリアです。
上記画像の上に見えるのが十三駅です。駅前でこれだけの敷地面積を確保しての開発という事で、このプロジェクトの規模感が伝わるのではないでしょうか。ちなみに十三駅東口改札から出ると、徒歩1~2分程度の立地条件としても抜群の場所になります。
5418.73平方メートルというとなかなかよくわからないですが、
面積は坪数でいうと1642坪。
東京ドームでいうと0.116個分です。
これでもよくわからないですね。
十三公園の隣にある野球場が6360平方メートルとの事なので、あの野球場を一回り
小さくした感じといえば大きさのイメージが掴めるかもしれません。
施設概要
建物自体は、淀川河川敷に続く道を挟んで東側敷地に建つ複合施設棟と西側に立つ学校施設棟の2棟構成で建設される予定です。
上記イメージを現在の様子と照らし合わせると…。
こんな感じです。まだ何にもない場所なのがよくわかりますね。
施設詳細 学校施設棟(西側)
西側(阪急電車線路側)地上7階建ての学校施設棟には、専門学校施設が入る予定です。1~2階は1階の広場と一体となった開放的な学習施設が、3~7階は医療・スポーツ系の専門学校が入る想定をしているそうです。十三で医療・スポーツの専門学校といえば「履正社」さんが思いつくので、既に内々ではそういった話もあるのかもしれません。(予想で書いてます。)
施設詳細 複合施設棟(東側)
東側には地上40階建ての高層マンションと商業施設を備えた大きなランドマークタワーが建設予定です。1階にはスーパーマーケット。2階には淀川市立図書館と地域コミュニティーの活動スペース。3階には保育や学童施設が入る予定となっています。4階~40階は分譲集合住宅となり、約660世帯を対象に単身~家族向けの様々なプランに対応したマンションとなる様です。マンションの中央にはタワー式の駐車場も兼ね備えており、屋上にはヘリポートも建設予定です。
1階はスーパーマーケットが入る予定です。
2階は市立図書館と、学校施設が入る予定です。
3階は学童・保育施設を配置する事で、図書館利用を促進する様です。
4階~40階迄は多世代に応える集合住宅が入ります。
屋上にはヘリポートが設置、ランドマークとしてのライトアップも予定しているそうです。
施設詳細 その他
地域コミュニティエリアや、市立図書館内の多目的スペースを使っての様々な地域コミュニティの活性化を予定しているとの事。また、本敷地の公開空地(1階スペース通称「にぎわい広場(仮)」)を利用して、地域の商店を活性化する定期マルシェイベント等も計画されているそうです。十三の商店街と連携したイベントとすることで、十三エリアを新たな食のトレンド発信拠点へする狙いもあるとのこと。この辺りの要素は特に若年層の支持を集める政策なので、十三全体が活性化する起爆剤となりえるのではないかと思います。個人的にも特に注目したいポイントであります。
これらの様々な複合施設要素が絡まりあい、多世代の人々が集う”ワイガヤ空間”を実現する計画です。特に子育て世代や未来のある子ども達に向けた施設が多いので、子育て世代に優しい街に変化していくのかもしれません。
最後に
2025年施設完成予定なので、まだまだ先の話なのですが今から楽しみですね。淀川区のHPには今回の事業予定に関して、より詳細な資料が沢山アップされていますので、より深く知りたい方は是非淀川区役所のHPをご確認ください。
以降に概要を説明してくれている「全体計画について」の資料だけ、転載紹介させて頂きます。(そのまま転載なので怒られたら消します。)
十三エクスプレスでは引き続き、この事業計画の状況や建設の進捗状況等を定期的に追いかけてご紹介していきたいと思いますので、十三周辺にお住まいの方は勿論、それ以外でもこのランドマーク計画に興味のある方は、是非続報をお待ちいただければ幸いです!
まずは旧淀川区役所の解体工事からですね!
ほなまた!
コメント
十三をもっと綺麗なオシャレな街にするべきです。高層タワーをもっと建てるべきです。