「あかん 映像消すわ」。淀川警察署で2022年12月末に不祥事があったみたい。

街レポ

2022年11月8日に大阪の淀川警察署の警察官2人がパトカーで一方通行を逆走したにもかかわらず、交通違反をもみ消そうとしていた事が昨年2022年12月21日、府警監察室への取材で判明したそうです。処分されたのは、いずれも淀川警察署地域課に勤務する、41歳の男性警部補と26歳の男性巡査長です。

府警監察室によると、2022年11月8日16時5分頃、パトカーを運転していた巡査長が標識を見落とし、大阪市淀川区十三東の一方通行の道路を約45メートル逆走。助手席の警部補が違反を隠そうとサイレンを鳴らして緊急走行を装い、車載カメラの映像も消去しましたが、近くで違反の取締りをしていた別の警察官が、逆走するパトカーを見ており、上司に報告。2人は「不審者を追跡していた」と虚偽の説明をしたが、車内のドライブレコーダーに「あかんぞ」「これ撮ってるな、消すわ」などの音声が残っていたことから、今回のもみ消しが発覚した様です。

大阪府警は2022年12月20日、警部補を警務部長訓戒、巡査長を本部長注意の処分にし、20日付けで警部補は巡査部長に降任、又この緊急走行の際に赤信号を直進している為、府警は運転していた巡査長に通行禁止違反と信号無視で交通反則切符を交付したとのこと。

2人はいずれももみ消しについて認めており、警部補は「保身の為にやった」「私の行動が愚かだった」と話しているということです。大阪府警察本部の田畑修治監察室長は「警察官としてあるまじき行為で厳正に処分した。今後、職員に対する指導教養を徹底していく」とコメントしています。

NHK報道参考リンク
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221221/k10013930071000.html

今回の不祥事が発生した場所は、大阪市淀川区十三東1丁目の一方通行と報じられています。正確な場所を報道等の記事やVTRから探してみた所、十三駅から淀川通りを越えた南側、十三東1丁目エリア内の「十三焼肉 武蔵」さんがある道で、淀川河川敷のほうまで抜けると人気のパン屋「Parigino & Atelier de Maman(パリジーノアンドアトリエドゥママン)」さんなんかもある通りになります。確かにここは淀川河川敷に向かう一方通行の道路になっているので、おそらくこの道を逆方向、つまりは淀川通り沿いに緊急車両としてパトカーが通過したという事になるのではないかと思われます。

確かにこの辺りは一方通行が多く、かなりわかりにくい道路になっているのですが、それでも民間を守るという立場であり、法律を遵守すべき側の警察署員がこのような不祥事を起こしてしまうのは非常に良くない事ではないかと思います。第3者の目撃者(警察)がいなければ、おそらく発覚もしなかったという事で、不信感も拭えないところではありますが、今回の件が明るみになる事で少しでもこの体質が改善されていく事を期待したいですね。

ほなまた!

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