2020年4月14日( 火)、大阪市の松井一郎市長は、淀川区にある大阪市立十三市民病院を新型コロナウイルスの専門病院とする方向で、病院側と調整に入ったことを明らかにしました。現在、別の病気で入院中の患者には転院してもらい、空いた病棟を使って新型コロナ患者を段階的に受け入れていくという計画の様です。
中等症患者の行き場所が切迫している現状を踏まえ、「酸素吸入などの設備もある十三市民病院を中等症患者を治療する拠点としたい」との事で、同病院の260床を段階的に切り替えていく形で調整する様ですが、具体的な受け入れ開始時期等の検討はこれからのようです。またICU(集中治療室)がない為、重症患者は受け入れられない形で、あくまでも中等患者を対象にした拠点となるようです。尚、大阪府によると13日の時点で大阪府内で入院または入院調整中の感染者は666人。このうち集中治療室(ICU)に入っているなどの重症者は51人となっているとのこと。
テレビを始め、大手ニュースサイトでも既にもりもり報道されているのでご存知の方も多いですが、いくつかのサイトを紹介しておきます。
陽性予備患者が押し寄せる事を避ける狙いがあったのか、あまり公にはなっていませんでしたが、先日の医療従事者に対する大阪市独自の特別手当の支給に「十三市民病院」の名前が挙がっていたことからもわかる通り、十三市民病院はこの発表がある前からも新型コロナウイルスの患者を受け入れています。今回はこの受け入れを特化した形で大阪の陽性患者に対応する拠点とされるようですね。
十三市民病院の周辺地域にお住まいの方は少し不安になってしまうニュースかもしれません。どちらにせよ事態が収束するまでは不要不急の外出を控える形で大人しくしていたほうがよさそうです。
世間を賑わす十三市民病院、最近十三エクスプレスでも何度か記事で取り扱わせて頂いたので、興味のある方は合わせて関連記事をご覧ください。十三市民病院の場所等もお知らせしているので、参考にはなるかと思います。
尚、十三市民病院、コロナ患者の対応こそ行っていますが、一般外来を対象にした受付は現在行っていません。症状のある方は「大阪市 新型コロナ受診相談センター(帰国者・接触者相談センター)」等にご相談くださいとの事なのでご留意くださいませ!
ほなまた!
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