昨年2021年10月5日(火)に、阪急十三駅からもほど近い淀川区十三東2丁目、淀川通り沿いにあるビルの空き室が放火された事件に関して、遂に黒幕と思われる人物が逮捕された様です。非現住建造物等放火の疑いで逮捕されたのは放火されたのは奈良県香芝市の会社役員・木村隆男こと鄭隆男容疑者(37)。この人物、なんとこの放火された十三ビルの元オーナーなのだそうです!
警察によると、鄭容疑者は実行犯の指示役とみられる江口亮被告らと共謀し、この十三ビルの空室に放火した疑いがもたれています。江口被告が警察の調べに、鄭容疑者から「ボヤみたいな感じで火をつけてくれる人いませんか」と放火を持ちかけられたと供述したことから関与が疑われ、今回の逮捕につながったんだとか。鄭容疑者は事件発生の前にこのビルに架空のリフォーム工事を発注、放火で架空の工事の証拠をもみ消した上に、火災保険としてかけられていた保険金1600万円を保険会社からだまし取ろうとしたとみて調べが進められているとのこと。警察の調べに対して鄭容疑者は黙秘していているということです。
こちらのニュースに関しては、既に実行犯2名とそれを指示した者1名が既に逮捕されており、実行犯の2名に至っては別の事件の殺人容疑で再逮捕されるという凄い展開になっていました(過去記事でまとめていますので興味のある方は合わせてご覧ください)。
ここにきて遂に主犯格と思われる黒幕の男が容疑者として逮捕されました。これまで謎につつまれていた放火の理由も、ビル所有オーナーによる放火による保険金狙いという事で、全ての謎が解明されたといっても過言ではないのではないでしょうか。とはいえ合計4名もの容疑者が逮捕され、一部は別の殺人事件にも関わる等、極道もののVシネマなんかで扱われそうなシナリオが現実に、しかも十三で発生してるのはなんだか凄い感じです。
今回のニュースも様々な大手ニュースメディアで報道が行われた様ですので、いくつかをピックアップしてリンクを貼っておきます。
淀川区のビル放火事件…元オーナーを逮捕“保険金目的”で放火を企て実行役らに指示か
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20220308/GE00042817.shtml
大阪・十三のビル放火 元オーナーを逮捕
https://www.ytv.co.jp/press/kansai/138514.html
尚、今回の事件の発生先となった十三東のビルはこちらになります。
ほなまた!
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