全体のまとめ&所感等
有料席は色々あり、一番人気となっていたのはパノラマレフトスタンド。最安値という事もあり、毎年このパノラマレフト~ライトのスタンドエリアが早々に売り切れるそうです。有料席の河川敷の堤防(丘)が対象になっていて、花火の全体像を観るには充分な眺めだという事もあり、最初はこのエリアを購入しようと思ったんですが少し思いとどまりました。このエリアはあくまでもエリアの指定でしかないので、良い場所で花火を観ようとすると、結局は早めに行って良いエリアを確保しないといけないという労力が発生します。後は、閲覧エリアが傾斜になっているので、高齢の方の購入は安全性も含めて正直リスクを考えるとおススメできないです。
僕が今回購入したのは”夏ぴあシート”。打ち上げ場所の中心からは若干それるものの、エリアとしては最前エリアである点と、なによりも全席指定であるという利点で選びました。お値段1席5000円。ちなみにパノラマスタンドは3500円なのですが、+1500円で指定席になり、早めに現地待機する必要が無くなる(+確実にパノラマ席よりも前方で観れる)という事を考えると、パノラマスタンド席と比べても費用対効果は高いんじゃないかと判断。しかもせこい話ですが、これを電子マネー決済のキャンペーンで購入したので、20%弱のポイント還元を受けて購入する事にも成功してます。
- 十三の地域お祭りから始まったとは思えない位のイベント規模に衝撃を受けた。
- 有料エリアの雰囲気が、夏フェスっぽい雰囲気に満ちていた。
- 目の前で繰り広げられる花火は圧巻。一定毎に訪れるピークは視界が花火で埋まる体験ができる。音圧も凄く、身体全体で花火を堪能でき、あまりに幻想的すぎる体験に非現実感を感じられる。
- 後半、花火の煙が凄かった。風があったのでメインステージからの眺めはまだマシだったと思うけれど、多分遠方から見てる人達からすると結構煙によって見えなくなってしまうんじゃないかと心配になった。
- 花火を写真で納めるのは、スマホカメラがヘチョい事もあって綺麗に撮れないので諦めた。
- 今まで見ていた十三大橋の手前付近からだと、阪急電車の線路や道路の向こう側で花火が打ちあがるので、電車が通る度に「どや?花火綺麗やろ?」みたいな変な気の回しをしていたけれど、そういうのが一切ないのでとことん目の前で花火だけに集中できる。
- テーマに合わせて、音楽が鳴っているがリンクしている感はほとんどない。
- やっぱり絶対的なトイレの数が少ないので女性は特に大変。(有料エリアでも全然不十分。)
- 梅田や天満でも爆音が届いており、枚方でもかすかに音が聞こえていた。(友人談)
- 首が痛くなる。(上を見上げないといけない位に間近な為)
花火が終わってからの規制退場が徹底されています。大抵のお客さんは規制退場を守る気なんてないので、終わった瞬間に我先に帰ろうとするんですが、大手アーティストの規制退場みたいな甘さは一切なく、花火終了と同時に各有料席の出入口となるゲートが完全に閉じられます。各有料席はエリア毎にきっちり区分け(壁)がされており、各エリア毎の出入り口からしか出られない様になってます。凄いなと思ったのは、トイレも各エリア内にちゃんと設置されているので、”トイレに行きたいから出して~”みたいな事も一切できない様に予め計算されてました。
で、世の中の縮図じゃないんですが、有料席のエリアは値段の高い席のほうから順にゲートが開放され帰れるようになるみたいです。なのでパノラマスタンド(ライト・レフト共)に関しては一番最後に規制解除となるエリアになってしまうので、遠くから来られてる人なんかだと、なかなか駅に辿り着く事もできず、終電で帰れるのかどうかも怪しくなってくるのが実情なのではないかと思います。(実際僕も規制解除となってから、有料エリア外に出るだけでも相当時間がかかりました。)
今回花火を有料席で参加させて頂いて感じたのは、この花火大会、当たり前ですが有料エリアにいる方を 中心に催し物などが考えられている点を強く感じました。当たり前といえば当たり前なのですが、少し離れた所から花火を楽しんでいる人達は、めちゃくちゃ多い(むしろそっちのほうが多い)のだけれど、花火大会自体は有料席の人達を対象に催しが行われていて、後はその周辺で屋台ができたり、敷物を引いて観覧したり…というのはどこまでいっても付加要素なのだなと思います。勿論、花火の楽しみ方なんて人それぞれなので、有料席でガッツリ鑑賞したい人もいれば、遠目でも無料で花火を観たい人、屋台だけを楽しみに行く人などなど、色々いらっしゃるのかと思います。なにわ淀川花火大会の凄いところは、そういった需要を結構な範囲でフォローしているお祭りなんじゃないかと、あらためてそんなことを感じさせられた良い機会となりました。
今年の花火大会の経験を踏まえて、来年はより正確で実用性のある情報も提供していけるかと思うので、今後とも十三エクスプレスを気にかけていって頂ければうれしいです。勿論、普段からの十三で巻き起こる日常ローカルメディア情報にもご注目ください!
ほなまた!
コメント