十三大橋と新十三大橋の間に、googleマップ等では表示されていない謎の橋があるのをご存知でしょうか。橋といってもこの橋は人や車が通行できる橋ではなく、一見何のための橋なのか知らない人も多い橋なのではないかと思います。
実際にgoogleマップを見てみると、「十三大橋」と「新十三大橋」の間には橋らしきものは描かれていないのですが、赤線で引っ張ったところにはちゃんと大きな橋が存在するんです。
しかもこの橋、十三側の袂をみると、とあるビルの先に突き刺さっているんです。とあるビルとは「NTT西日本淀川ビル」。天下のNTT関連会社がたくさん入っている企業ビルです。そのビル内に向けて、ぶっささる形になっています。
実はこの橋、NTTさんの専用の橋で、正式には「NTT十三専用橋」と呼称されるそうです。幅が約9.5m、全長は約750mと相当に巨大なで立派な橋です。中には電話等の通信回線が収納されており、これが対岸の梅田側へ繋がっているとの事。生活基盤として必需品となるインフラがこんな形で目に見えるのってなんだかアナログではありますね。
NTT十三専用橋(エヌティーティーじゅうそうせんようきょう、NTT Juso Senyou Bridge)は一級河川・淀川にかかるアーチ橋であり、大阪市北区中津7丁目と同市淀川区新北野1丁目のNTT西日本淀川ビルを結んでいる、通信線専用橋。
Wikipediaより
新大阪駅などがある大阪北部と大阪市内の間の通信増加に対応するため、1984年に築かれた橋で、川を超えて回線と通す場合の多くは、川の地下にトンネルを掘って通すのが一般的なのですが、淀川は川の幅も広く、当時の試算でも今後の通信量が膨大なものになる見通しだったことから、専用橋を架けたという経緯があるそうですよ。
是非淀川河川敷を散歩なんかで通りがかった際や、十三大橋を通る際には気にかけてみて下さい。
ほなまた!
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