シルクロード楼蘭というウイグル料理&創作料理を取り扱うお店が、楓林閣十三店跡地にオープンしています。 場所は「中華料理 楓林閣」があった場所。 楓林閣さんは休業という形でお店を締める告知をされていましたが、3月末位で閉店してしまった様です。
楓林閣さんの閉店を取り扱った記事はこちらからどうぞ↓
新疆ウイグル料理とは? 新疆ウイグル自治区を中心に生活するウイグル人の民族料理で清真料理(ムスリムの料理)であり、必ずハラール(ハラル)の食材を用いるそうです。わかりにくいですが、お店の看板にも、ハラールの認証マークが付いているので、単純にハラールフードを取り扱うお店だと思って間違いないかと思います。
ハラールフードとは?ここ最近割と耳にすることも増えてきましたが、少しだけ説明しておきます。ハラールフードとは、イスラム教徒(ムスリム)が食べている食べ物のこと。現在、全世界に16億人以上のイスラム教徒(ムスリム)がいるとされていますが、イスラム教徒(ムスリム)の観光客が増えていくに従って日本国内の飲食店でも対応が求められています。また、日本の食品がハラール認定を受けて輸出されることもあり、近年関心が高まっています。
全面的に禁じられているのは「豚肉」と「アルコール」。
有名な話ですが、特に豚肉については厳しく禁じられています。 注意が必要なのは、そのものを食べなければOKというような単純なものではなく、豚から派生したすべてのもの、および豚と接触した食品もすべて禁忌とされていることです。
例えば、
- 豚から抽出したエキスが含まれる調味料や出汁の入ったスープ
- 豚を調理した道具を使って調理された食材
- 豚を運んだトラックや豚を入れた冷蔵庫で保管された食材
- 豚が配合されている餌を食べた家畜
- 豚由来のタンパク質や酵素を使われている医薬品や化粧品
などはすべてNGらしいです。イスラム教では、豚は不浄のものとされているので、一切体内に入れてはいけないのです。
アルコールは、個人や地域によって解釈が違う部分もあるそうですが、飲料としては全面的に禁忌とされているそうです。 厳密に言えば、消毒用アルコールや発酵過程でアルコールが自然に産生される調味料(醤油やみりんなど)もNGですが、一定量の濃度が規定値以下ならばOKとする考えを持つ人もいます。
上記以外にも、ハラールフードには厳密なルールがあるので、イスラム教徒(ムスリム)がハラール対応でない日本の飲食店で食事をすることはまず不可能らしく、彼らが店選びの目安としているのが「ハラール認証」です。このハラール認証が付いているお店であれば、製造現場の施設・設備・原料が全てハラールであることを認証するものとなるので、イスラム教徒(ムスリム)の方たちも安心して飲食ができる、という事になる訳です。
なので、端的にいうと、このお店自体がかなりイスラム教徒(ムスリム)の方たちをターゲットにしたお店なので、日本の一般の人達向けではないと思われます。お店のキャパが相当広いのに、こんな特化した営業形態で大丈夫なの?と日本人で宗教に無関心な僕は単純な頭で考えたりしますが、今のインバウンド需要での観光客の多さを考えると、むしろ僕が知らないだけで相当な需要があるのかもしれません。世界は広いぜ!
さてお気づきでしょうか?冒頭でアルコールが禁止だのどうのこうのと記載しましたが、普通に飲み放題の設定もあるので、アルコールは普通に取り扱っているみたいです。ハラール料理も扱いながら、トルコ、中央アジア料理、創作料理までなんでもござれという感じの記載があるので、そういうことなんでしょう。お店の前には食べ物のメニューも掲載されてました。どんなお店かよくわからない時、店外にメニュー置いてくれてるお店は本当に助かります。
本日のメニューはこの通り。意外と普通です。確かに豚肉は使っていない様ですが、思ったよりも全然普通のメニュー構成に拍子抜けしました。豚肉こそ使っていませんが、ラム肉を中心に、ビーフやチキンも使われてるみたいなので、言われないとハラール料理だとは気づかないのではないかと思いました。価格もそこまで高いものじゃなく、少し変わった料理が食べれるお店と考えれば、むしろリーズナブルといえるかもしれない位の価格設定ではないかと。好奇心だけで今度突撃してみてもよいかなと思えるくらいの感じです。
店名 | シルクロード楼蘭 |
住所 | 大阪府大阪市淀川区十三本町1-7-4 プラザ・パオ 2F |
営業時間 | 17:00~23:00中 |
TEL | 06-6309-7679 |
興味を持たれた方も、是非行ってみてはいかがでしょうか。本場のウイグル料理をはじめ、トルコ料理や中央アジア料理等、いろんな料理が堪能できるかもしれませんよ!
2019年5月29日追記
突撃レポートもあげているので合わせてご覧ください!
ほなまた。
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