盛況のうちに幕を閉じた大阪・関西万博。その西ゲートに、「淀壁プロジェクト」でもおなじみの、我らが淀川区を代表する壁画アーティスト「BAKIBAKI」氏の制作した壁画「希望の系譜」があったのをご存知でしょうか。

「希望の系譜」は高さ4.5メートル幅12メートルの壁画で「Study : 大阪関西国際芸術祭 / EXPO PUBLIC ART」の一環として西ゲート前に制作された、BAKIBAKI氏の集大成ともいえる作品です。

▼作品のテーマ
江戸時代の浮世絵から現代の漫画へと脈々と継承される日本の大衆芸術。この数年で大きな賑わいをみせる『壁画』文化を日本の新たな大衆芸術と位置付け、万博という祭典で世界に発信することをテーマにされました。
▼作品のモチーフ
江戸の浮世絵師である歌川国芳の『讃岐院眷属をして為朝をすくふ図』を元絵に、BAKIBAKI氏のアートの核であるオリジナル模様「BAKI柄(ばきがら)」の鱗を持つ巨大な鰐鮫を描いています。細部には、作者自画像である為朝、ミャクミャクを被った白縫姫や、双子を持つ喜平次が散見され、7体の土偶にまつわる物語のようにも見える、奥深いストーリーを内包しています。
浮世絵「讃岐院眷属をして為朝をすくふ図」を確認すると、確かに「希望の系譜」はこちらの絵をモチーフに描かれている事が確認できます。

大阪、関西万博でも大好評だったこちらの壁画、万博での感動と熱狂をそのままに、未来へ残していきたいという想いから、壁画の移設プロジェクトが発足、その移設・組み立て・修復費用をクラウドファンディングにて募る計画がスタートしています!(支援募集は2月11日(水)午後11:00まで)

移設先は我らが十三にあるホテル、「ホテルプラザオーサカ」さんの駐車場スペース!ホテル敷地内でありながら、24時間どなたでも無料で観覧できる公共性を担保している絶好の立地になります。また、移設後は単なる保存ではなく、地域の淀壁を巡る壁画ツアーの発着スペースとしての運用も予定されており、地域貢献活動を担っていくそうです!こちらも楽しみですね!

本クラファンの返礼品としては、壁画「希望の系譜」を題材にした様々なグッズが寄付金額に応じて設定されています。クリアファイルや手ぬぐい、Tシャツやトートバック等、大変魅力的なものが並んでいるので、「希望の系譜」のデザインを手元に置いておきたい!という方には非常に魅力的なクラウドファンディングになっているのではないでしょうか。中には、BAKIBAKI氏自身に壁画を描いてもらえるという凄い返礼品も設定されていますので、是非クラウドファンディングのプロジェクトサイトもチェックしてみてくださいね!
万博の感動を未来へ!西ゲート壁画『希望の系譜』移設プロジェクト
https://readyfor.jp/projects/kibounokeifu
という訳で、我らが十三の新たなランドマークスポットとして移設される壁画「希望の系譜」。壁画文化を新たな「大衆芸術」として、後世に残していくという活動に共感、賛同した!という方は、是非こちらのクラウドファンディングへの支援を検討されてみてはいかがでしょうか!?
ほなまた!


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